よく知られているように、この運動は人作りであり、チームワークによる創意工夫の場です。
補助金などは期待せず、自らの手で自分の村を開発しようというところに、力点があります。
失望感を確認させられたのは、5人を引き連れて大分県などに長い旅行をしてきた一村一品運動視察団の団長の言葉でした。
結論は、明確ではあったがいささか悲しいものでした。
「残念ですが、この運動はタイにはむいていないように思えます。
第一の理由は、チームワークの欠如です。
それぞれが責任を持って、しかも全体を動かすというのは、おそらくタイの人々にもっとも難しいことではないでしょうか。
第二に、市場を開発するということは、自分が使い、自分が生産している物の長所と短所を知ることであり、同時に市場の全貌を知ることでしょう。」