2010年12月アーカイブ

植物は、体をつくるため、あるいは生活活動に使われるエネルギーをまかなうために、葉で光合成によって有機物を生産します。


上へ上へと伸びていくことは、上方から注ぐ太陽の光を利用して光合成をしなければ生きることのできない植物の宿命でもあります。


まわりの植物よりも少しでも高いところに葉をつけること、これが少しでも多く光を確保するための秘訣だからです。


そのため、自然淘汰による適応進化は、より高い位置に葉をつけるためのいろいろな戦略を植物に編み出させました。


しかし、一方で、上方に伸びることで光を確保することを最初からあきらめている植物もあります。


花を咲かせるとき以外には地上茎を立てることなく、葉を地面すれすれに広げるそれらの植物は、他の植物の生育に不適当な場所や季節を選んで生活する、いわば「隙間の植物」です。


そのような植物のなかには、茎を地中あるいは地表で水平に伸ばして、その先に新しい株をつくる成長様式をもつものが少なくありません。


そのような成長の仕方をクローン成長といいます。


遺伝的には同一の株を増やしていく成長だからです。

種子を湿った状態にして、4℃に1~2カ月間置いておきます。


その後、12℃と24℃の交代温度(!El24時聞のうちに2つの温度条件を交代させる温度条件、例えば12℃で16時間/24℃で8時間など)のもとに置きます。


交代温度は、地表而温度の日較差を実験室で模倣する温度条件です。


健全な種子なら1~2週間で発芽します。


単に発芽を促進するだけの目的であれば、ジベレリン(100ppm)で処理することによって休眠を解くことができます。


もちろん、発芽には十分な湿り気が必要なので、その年の春、雨がいつどのぐらい降るかによって実際の発芽のタイミングが決まります。


ふつう植物の成長というと、ヒマワリの芽生えが成長して草丈が増し、同時に葉の枚数も増やしていくこととか、樹木が次第に高さを増すとともに幹が太っていくことなどを思い浮かべる人が多いでしょう。


天に向かってスクスクと伸びる木や草に、私たちは生命の象徴ともいえるイメージをみるのです。

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