ヘロデ王の豪奢な宮殿のテラスから、王女サロメが月を眺めている。
彼女は王妃の連れ子で、義理の父ヘロデがみだらな目を向けるほど妖しくうつくしく、若い衛兵隊長は見とれてしまう。
宮殿前の井戸から預言者ヨカナーンの声がする。
夫の死後、夫の弟と再婚した王妃を聖者は激しく糾弾し、そのため空井戸に幽閉されたのだ。
好奇心からサロメは彼を外へ出す。
聖者の身体は、象牙のように白く冷たく清らかだ。
彼への恋にとらわれたサロメは、聖者の赤い唇を求めるが、厳しく拒絶される。
王女の痴態に絶望した衛兵隊長は短剣で自害する。